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「自分なんて・・・」はもったいない!安室奈美恵さんから学ぶ自分の在り方

 
今日、NHKのドキュメンタリー番組
 
安室奈美恵さんの「告白」を観ました。
 
 
この番組を見て
 
とても感じることがあったのでそれを書いてみようと思います。
 
 
 
そもそも
 
私自身、安室奈美恵さんのファンだったわけではありません。
 
それどころか
 
私は誰か特定の人のファンになったことはありません。
 
 
なぜかといえば
 
テレビの中で輝いている人を見ても
 
あの人は別世界の人だ
 
と思っていたからです。
 
 
そしてその人が輝いていればいるほど
 
自分のいけてなさを感じてしまうので見たくなかったのですね。
 
 
 
安室奈美恵さんはまさにその筆頭でした。
 
私のイメージでは
 
若い頃から才能が開花し
 
素晴らしいプロデューサーに恵まれ
 
その後も自分で自分の道を切り開き
 
今もまだ成功し続けている人
 
でした。
 
 
 
見るたびに
 
スタイルの良い体で自信たっぷりに
 
キレのあるダンスをして自由に歌う
 
 
 
いいよな〜こういう人は。
 
 
 
と思っていました。
 
 
そして必ず心のどこかで
 
 
「どうせ私は・・・・」
 
 
と感じていたのです。
 
 
 
どうせ私には関係のない華やかな世界。
 
あんな風に輝くことは私には無理。
 
 
 
その現実を見たくなかったから
 
彼女のように第一線で活躍している人の
 
人となりや活動を真剣にウォッチしたくなかったのだと思います。
 
 
 
 
この「告白」という番組のなかで
 
穏やかな笑顔でこれまでの芸能生活を振り返る彼女を見て
 
なぜだか急に
 
彼女の背負ってきた大きなもの
 
走り続けてきたその努力
 
うまくいかない時の苦悩や葛藤が垣間見えてきたのです。
 
 
 
若いうちに才能を見出され
 
素晴らしいプロデューサーに恵まれたのは確かでしょう。
 
プロデューサーに言われたままに努力すれば良い時代が終わり
 
「自分で自分をプロデュースしてみたら?」
 
と言われた時
 
急に一人で放り出されてどうしたらいいのかわからなかったと言います。
 
 
 
その時が20台前半、まだまだ世の中のことも
 
自分のことも見えなくて当たり前の頃なのに
 
すでに第1線で活躍した実績があり多くのファンもいる。
 
当然、次に自分がやることは
 
関わる人も多ければ動くお金も莫大。
 
 
どれだけのものを背負っていたのか想像しきれません。
 
 
ただ単に、光の中で輝いていただけではなかった・・・。
 
様々な苦悩と葛藤を抱えてきたということが伝わってきて
 
正直、自分自身を恥ずかしく思いました。
 
 
 
私は、
 
 
「私なんて・・・・。」
 
 
という理屈で何もしていなかった。
 
どうせ無理。どうせできない。
 
という世界で安穏と生活しているばかりでなく
 
大きなエネルギーに立ち向かって葛藤している人たちを
 
 
「あなたはいいわよね・・・。」
 
 
と羨んでいただけだったのです。
 
 
 
番組の中で印象的だった安室奈美恵さんの言葉は
 
「開けにいった扉は全部違っていた。」
 
という言葉。
 
 
ああでもない、こうでもないと
 
模索しながらやった様々なことは全部違っていた、というのです。
 
 
それで最終的に
 
「自分が楽しいことを楽しんでやる。」
 
というところに自分自身が立てた時
 
目の前がパーっと開けるように扉が開いたのだと言います。
 
 
彼女のように若くしてたくさんのものを背負った人が
 
自分自身の楽しいことに集中するというのは
 
なかなかできることではないと思います。
 
 
 
40歳の引退、早すぎるのでは
 
と思っていましたが
 
 
それだけ、やり尽くしたんだな、ということがひしひしと伝わってきました。
 
 
35歳から40歳までの5年間は
 
すでに引退を見据えて感謝ツアーをしていたというからまた驚きです。
 
 
才能を開花させ
 
自分を見失い
 
葛藤の末自分を見出し、楽しみ
 
そして支えてくれた人たちに感謝を伝える
 
 
このサイクルを40歳までにこれだけの規模でダイナミックにやりきった人は
 
そうそういないでしょう。
 
 
 
すごい人だな〜と思いました。
 
 
 
そして私は
 
 
「自分なんて・・・」と卑屈になって
 
何もしない人生はもうやめよう、と決めました。
 
 
卑屈になって自分自身を下げ続ける人生なんてもったいない!
 
 
自然に目の前の扉が開くようになるまで
 
扉を開けに行き続けよう。
 
 
自分自身のあり方が腹に落とし込まれた時
 
きっと扉が開くから。
 
 
安室奈美恵さん、いろいろ気づかせてくださって
 
ありがとうございました。

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