プチ心理学講座, 感じたこと

感情のうんち投げ・・・その後の気づき 母と父の関係

引き続き、気づきの連鎖が続いています。
 
それは自分で最初のうんち投げの投稿を読み返した時のこと。

やっぱりどこか、自分が被害者のポジションで書いているな・・・と感じたのです。

(最初の投稿をまだ読んでいない方はこちらです)

 
最初に書いた時は自分ではだいぶ被害者を抜けたつもりで書いていました。
でも読み返すとまだ文句を言いたい自分のエネルギーを感じたのですね。読んだ方の中で気付いた方もいらっしゃると思います。
 
ブログを読んだ夫に言われたことが、「ずいぶん僕を下げてくれたね。」という一言。
 
あれ?下げてるつもりはないんだけど・・・二人とも非があったと書いたつもりなんだけど・・・・。
でも読み返してみると、エネルギー的には確かに下げてるな、と思ったのです。
 
それではっと思い当たることがありました。
それは母と父の関係です。
 
母は一生懸命子育てと家事を担い、父は一家の大黒柱として稼いでくる担当でした。
そこで時々、母がつぶやいていたこと・・・。
「お父さんは全然わかってくれないんだから・・・。」とか「お父さんは子供にいい顔しかしなくてずるい。」など。
 
いつもニコニコ笑顔のお父さん。子供をしからないお父さん。子育ての決断をすべて母まかせのお父さん・・・。
 
そんなお父さんに対する母の批判。
 
当時ははっきりとは気がつかなかったけど、その母の言動の裏に「すかし」で入っている男性への軽蔑。
 
どうせこの人にはわかるまい。
この人に頼り切ったら、後で後悔する。
結局男は頼りにならない・・・。
 
なんとなくですが、その思いが私にも伝わっていたのでしょう。家で暗い顔をしている母をなんとかしたかった私は、無意識のうちに母の同志になることを決めていました。当然、母と一緒になって父を非難する立場をとっていたのですね。
 
「お父さん、もう少しお母さんの話を聞いてあげたら?」
「優しいけどなんだか頼りないんだから!」
 
という感じにです。
 
 
 
お父さんが頼りなかったのか・・・。
 
今、当時の父を振り返るとそうではありません。一人で家族全員分の生活を支えていたのです。職場でどんなに辛い時も、自分がストレスで病気になった時も、愚痴一つこぼしたことはありません。毎日たんたんと、仕事に通い続けました。そして子供が受けたいといった教育は全部受けさせる、という意志は貫き通しました。
 
さらに父は、圧倒的な人生への信頼感を持っていました。その信頼感ゆえに、時には母や私の気持ちを理解してもらえない感じこそしたものの、何があっても人生を信頼する、できる範囲で楽しむ、という姿勢は、なかなかできるものではないと感じています。
 
現在父は78歳ですが、本が大好きで、話題の新しい本を買っては楽しんで読んでいます。私が読もうと思った本の多くは、実家に帰るとすでに父の本棚に収まっているということがしばしばあるくらいです。
 
どんなに辛いことがあっても、好奇心を失わない、人生を投げ出さない、日々たんたんと生きる様は、今ではとても尊敬しています。
 
 
子供の頃、その父のことを情けなく思ったのは、母がそういう風に父を扱ったからです。
 
そして今、私自身も夫をそのように扱っていたのです。大好きで大切な人なのに、です。
 
 
夫に、言われた一言を聞いて、私は夫のことを客観的に見てみました。
彼は実は世話焼きのタイプで、私が寝ている間にいろいろなことをやっています。いつの間にか食器が全部片付けてあったりお風呂が洗われていたり。いつも嫌な顔一つせず、私の実家へ運転して連れて行ってくれるしそのほかにも挙げればきりがないくらい、たくさんのことをやっています。
 
さらには、ここぞという場面で本当に芯が強くブレないのは彼の方で、私はあれこれ世話しなく動き回る割に、大きな決断ができないのです。小さな決断は彼より早いのですが、大きくて重要な決断をするのはいつも彼でした。
 
そういった、彼が本当はパワフルで頼れる人であること、本当はお互いが補い合っていることを、自分の犠牲感ゆえに忘れている自分がいたのです。
 
感謝してないのは私。
相手を下げているのは私。
 
そして私が下げるから、相手はどんどんやりたくなくなるんだ・・・。
 
 
自分が世界を作っているというけれど、本当にそうだな・・・。見たいものしか見ていないし、狭い価値観の中で判断している・・・。
 
改めてそれを痛感しました。
 
 
でもこの流れの中で、父への尊敬がかえってきました。私は父が大好きで、どんな時もブレずに逃げずにそこにいてくれたこと。絶対に裏切らない安心感。そういったものにどれだけ救われてきたことか。
 
本当はいつだって、「お父さん大好き!」とかけ寄りたかった私。
小さい頃はお父さんみたいな人と結婚するんだって思っていた私。
 
その純粋にお父さんが大好きだった自分も思い出してきました。
 
それと同時に、夫への尊敬の念もふつふつと湧いてきました。
改めて「素敵な人だな〜、私は幸せ者だな〜。」と思いつつ、夫を下げるのはもうやめようと心に決めました。
 
 
 
最近、実家へ帰るたびに、両親とハグをするようにしています。
子供の頃はハグなんて習慣はなかった私の家族たちですが、数年前から「このまま死んだら後悔する!」と思い、ハグする習慣を作ると決めました。
 
最初は二人とも戸惑っていました。
でも父は意外にも早く受け入れて、今ではちゃんとハグしてくれます。
母の方がまだ抵抗があるようでハグが硬いけれど、今ではそんな母も可愛いと思います。
 
私が両親とハグをし始めてから、不思議なことに父と母とのスキンシップも増えてきたようです。
手をつないで歩いたり、一緒にお風呂に入ったり・・・。
 
そんな二人を見て、あとどのくらい時間があるのかわからないけど、少しでも長くこのロマンス期が続いてくれたらいいなと、願わずにいられない私がいます。
ずっと家族のために頑張ってくれた二人だからこそ、人生の終盤をのんびり幸せに過ごしてほしいと心から思います。
 
 
母への尊敬を取り戻して自分のセフルイメージが上がり、父への尊敬を取り戻して夫への感謝と愛情が増す。
人生の中でこんな体験ができることは、なんとも幸せなことだなと胸がいっぱいになりました。

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