夫にイラっとした時, 夫婦の対話

【夫にイラっと33】最後に・・・

私は33歳まで、男性とお付き合いしたことがありませんでした。初めて付き合ったのが夫で、運良くそのまま結婚できたわけです。私は夫が大好きで、結婚生活はうまくいっていると思っていました。周りからもお似合いだと言われ、運命の相手だと思っていたほどです。ところが、ほどなくして夫が離婚したいといい、家を出ていってしまいました。最初はわけがわかりませんでした。お互いに嫌いじゃないし、気も合う。ではどうしてダメなのか・・・・。

 

私は夫と別れたくなかったので、何がダメなのかを聞いて改善しようとしました。その時わかったのが、私はそれまで夫が嫌だと言っていたことを、全然受け止めていなかったということでした。言われてみれば何度も言われていたけれど、そこまで重大な問題だと思っていなかったのです。

 

ところが、それを真剣に受け止めようとした途端、自分の中からも夫に対する不満がたくさん吹き出しました。「それを言うなら私だって!」と、無意識で我慢してきたことが次々に出てきたのです。そうして、お互いを傷つけ合う泥沼の戦いとなってしまいました。

 

それでも、私は夫と別れたくありませんでした。「何が起きたのかを見据え、変えられるところは変えよう!」そう決めて、本気で夫婦のコミュニケーションに取り組んだのです。伝え方、受け取り方、自分の責任の分の解決の仕方・・・。そういった一つ一つ取り組んできたことを、このシリーズにぎゅっとまとめました。

 

面倒臭くて回りくどいこともたくさんありました。こんなに傷つけ合わずに、ただラブラブで入られたらどんなにいいだろうと思ったこともあります。でも・・・、でも振り返ってみたら、私にとっては本当に楽しい道のりでした。こんな面倒臭いことが楽しいなんておかしいかもしれません。

でも「イラっと」したことをきっかけに、自分の心の内を掘り下げていくと、いつも自分の大切なものに出会うのです。それは純粋で好奇心旺盛な自分だったり、愛情深い自分だったり、それはそれは長いこと忘れていたキラキラと宝石の様に輝いている自分でした。夫と揉めることがなければ、こんなに自分の本質を見つけることはなかったと思います。そういう意味でとても楽しい時間だったのです。

 

と同時に、その過程をずっと夫にシェアし続けてきました。同時に夫の話も聴き続けてきました。だから今では、夫は私がどんなことでどう傷つくのか、何が大事で何を考えているのかを、一番知っている人となりました。私も夫の心の内を一番知っている人になったと思います。

 

「イラっと」すると、夫婦関係がうまくいかなくなる様な感じがします。でも取り組み方を変えたら、「イラっと」することをきっかけに、お互いが無二の親友の様になることもできるのです。私もまだまだ「イラっと」するし、取っ組み合いの喧嘩をしたりします。でも、最後には理解し合いたい、その気持ちを忘れずに、これからも夫と向き合っていこうと思います。一生のうちで一人くらい、真剣に向き合える人がいた方が絶対に面白いですから。

 

心でつながっている人がいる、私を理解してくれる人がいる、それを心底思えることは人生の宝だと思うのです。

 

天乃陽妃

 

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