昨日、久しぶりに私の感情が爆発しました(^^;)
きっかけはとっても些細なこと。
朝、いつも通り忙しくバタバタしていた時・・・・洗濯物干して、朝ごはん準備して、出かける支度もして、ああ、今日は資源ごみだからごみをまとめなくちゃ・・・とワタワタしていた私。起きてきた夫に「ゴミ出しお願いできる?」と頼んだところ「うん、いいよ。」と言ってくれたのです。
・・・・ところが・・・・
言葉とは裏腹にどかっと椅子に座る夫。そしてパソコンを開いて、あれこれと話し出しました。その間、私は話を聞きながらゴミをまとめる作業に手を動かします。
ゴミのまとめも終わってゴミ収集車が来るまであと少し。早くゴミ捨てに行って欲しい〜、との思いで幾度となく「ゴミ、お願い。」と伝えているうちにだんだんと語気が強くなってきました。なかなかお尻を上げない夫についに「さっさとゴミ捨て行ってきてよ!」とブチ切れた私。
そんな私に対して夫の一言。「ゴミ捨てごときで切れるなんておかしくね?」
これには私もさらにブチ切れました〜!
「ゴミ収集車が行っちゃうでしょ!!」
とさらにヒートアップしてしまいました。
こうなるともう平行線です。夫は夫で私がいかにおかしいかを話し始めます。ゴミなんて今捨てなくたって次回だっていいとか、ゴミごときでそんなに怒る君がおかしいとかとか・・・
そうです。問題はゴミではないのです。
私がいっぱいいっぱいの気持ち、全然わかってもらっていない感じがして悲しくて悔しくて・・・・。そしてこれはこの日だけのことではなくて、毎日私がやってること、家事とか仕事とか、そういうこと全般に対して私の中で犠牲感が募っていた故のことだったのです。
私はもう口を聞く気にもならなくなって、全てを放り出したくなりました。
全部、無駄。一生懸命やったって認めてもらうことや感謝してもらうことはなく、怒ってしまえばそんなに怒るお前がおかしいと言われる。
絶望感がふつふつと湧いてきて何もやりたくない気分になっていったのです。
実はこのパターンは初めてのことではありません。以前から何回か繰り返していて、私の中にあるいろいろなことを背負い過ぎてしまうパターンが引き金になっていることもわかっていました。
良くも悪くも、相手の気持ちを察知しすぎる私は、あれこれと世話を焼き、自分でできることは全部自分でやり、相手の様子を見て、頼みたいことを頼み・・・・そうやって一人でせっせと気をまわしすぎるのです。
当然、相手は私がそんなに気をまわしていることに気づきません。なにしろ気付かせないようにやっているわけですから(笑)
でもその努力が報われないと、ある時わーっと吹き出で全部崩壊させたくなってしまうのですね。
こんな風に感情がわーっと吹き出てしまった時は、頭でわかっていても止められません。夫に対して「あの時もこの時もその時もやってくれなかったでしょ!」と過去のことを引きずり出して、いかに夫がわかっていないか、感謝が足りないかを突き詰めてしまいます。そしてさらには、私は悲しい、絶望しているんだ〜と涙も止まらなくなってしまうのです。
こういう、自分のネガティブな感情を相手のせいにして投げることを、私は感情のうんち投げと呼んでいるのですが、自分の中のどうしようもない気持ち、感情のうんちを相手にぶつけずにはいられない時があるのです。
このやり方は絶対にうまくいかない、とわかっていても、です。
逆の立場だったら絶対に浴びたくないですよね。
相手が自分で作っている世界なのに、お前のせいだ〜ってうんちを投げつけてくるわけですから。
さてこの日、タイミングよく友人と私たち夫婦の定例コンサルの日でした。私は口を開くとうんちを投げてしまう自分がわかっていたので本当は何も喋りたくなかったのですが、友人に「そんなお通夜みたいな顔して。何が起きてるの?」と聞かれてしまったら、もう止まらなくなってしまったのです。
そして友人に夫の眼の前で、いかに私が不幸で絶望しているか語りつくしました。・・・・本当はこういう自分は大嫌いなのです。いつでもスマートに感情を扱える自分でいたいですからね(汗)
ひとしきり語りつくしたあと、友人が私の気持ちもよく分かる、と言ってくれた上で、でも私の犠牲感が強いのではないか、と言いました。と同時に、夫にももっと感謝の気持ちを持った方がいいのでは?見落としていることがあるんじゃない?と言ってくれたのです。
なによりなによりありがたいことは、私のうんち投げを聞いてくれたこと。そして吐き出して落ち着いてきた頃、どちらの見方もせずに両方とも何か非があるとしたら、という立場で話してくれたこと。それがとてもありがたかったです。
私も夫も、頭では自分に非があることはわかっているのです。でも感情的になってお互いが戦闘モードに入ってしまうと、素直に自分の非を受け止められなくなってしまうのですね。
そんな時友人のように、話を聞いてくれて中立でいてくれる存在は、その固定してしまった二人の関係を解きほぐすのにとても助けになります。
最終的に私たちは、自分の課題を解くということと、うんち投げをしてしまうけどもう一度一緒にやっていこうというところに戻ることができました。
夫婦二人で問題を解決しようとしても、感情のうんち投げが始まってしまうと収拾がつきません。うんちを投げれば投げ返され、二人でどんどん泥仕合いになっていくだけなのです。
そんな時、中立の立場で話を聞いてくれる第3者の助けを借りることがとても大切です。
だれしも完璧に感情をコントロールなんてできません。
時には当事者でない人に入ってもらった方がいいのですね。その時、第3者の人が中立な立場であることが大事です。
今回は私は当事者でしたが(汗)、夫婦やカップルの二人の話を聞くカップルセッションもやっています。誰にも頼れる第3者がいない方は、こういったセッションも活用してお互いが本当に言いたかったことを安全な環境で伝え合うのも一つです。