感じたこと

本当のご自愛とは

最近、「ご自愛」という言葉を時々耳にします。
 
 
自分の欲求を満たしてあげる
 
自分をヨシヨシしてあげる
 
 
それってとても大切なことですよね。
 
 
でもその本質は
 
欲求を聞いて暴飲暴食することでも
 
わがまま放題の自分を甘やかすことでもありません。
 
 
私が思うに
 
本当のご自愛とは
 
「自分の心の声を聞いてあげる」
 
ということです。
 
 
この聞いてあげる、というのは時として
 
「言う通りにしてあげる。」というのと勘違いしやすいのですが
 
そうではなくて
 
 
ただただ
 
本当に聞いてあげることなのです。
 
 
「誰かにひどいことを言われた!だからやり返してやりたい!」
 
という心の声を聞いたなら
 
「よしやり返しに行こう!」
 
ということではなく
 
 
「ひどいこと言われてどう感じたの?何がつらかったの?」
 
ともう一段聞き返してあげること。
 
 
そうすると
 
「否定された感じがして辛い。」
 
とか
 
「尊厳を奪われた感じがする。」
 
「自分を変えようとするエネルギーで苦しかった。」
 
など
 
何が辛かったのかが出てきます。
 
 
そしてその辛かった時
 
どんな助けがあったら自分は救われたのか
 
どうして欲しかったのか
 
それを一緒に感じてあげるのが大事なポイントです。
 
 
 
「本当はどうして欲しかったの?」
 
と聞いたら
 
仕返しをしたい、とういうのは反応的な欲求であって
 
本当は
 
「受け止めて欲しかった。」
 
「認めて欲しかった。」
 
あるいは
 
「その言葉が私にとってはとても辛いということをわかって欲しかった。」
 
というような
 
「理解してほしい。」という気持ちが出てくるのです。
 
 
 
本当に必要なものは
 
寄り添いといたわりです。
 
寄り添いといたわりとは
 
一緒に痛みを感じてあげることです。
 
 
 
その出来事が自分にとってどう嫌だったのか
 
どう辛かったのか
 
 
何をわかって欲しかったのか
 
 
もう一人の自分がよくよく聞いて感じてあげること。
 
 
そして自分が欲しかった
 
寄り添いと理解を与えてあげること。
 
 
それが本当のご自愛だと思います。

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