今日はセッションのお話から。
先日来てくださったクライアントさん。
テーマはパートナーシップを持つこと。
セッションの途中で
「あなたはどんなものをパートナーに与えてあげれるの?」
と聞いたところ
彼女がポロポロと泣き出したのです。
「その涙はなんだろう?何を感じてるのかな?」
と聞いてみると
「自分には与えるものがあると思えない・・・。」
とまた涙涙・・・。
私からみると
彼女はなんというか
とてもクリアなエネルギーを持った純粋で素敵な人。
繊細で傷つきやすい心を持っていて
あんまり見せないけど
あつい情熱もある。
確かなスキルも培ってきているし
十分に魅力も才能もある・・・。
でも自分では
好きな人に何も与えることができない
と思っている。
自分が選ばれると思えないし
相手を幸せにできるとも思えない
なんということだ!
もったいない!!
と思いつつ
そうそう、私もそうだったな・・・。
と思い出します。
頑張って自分で仕事してキャリアを築いて
社会で結構認められている女性でも
そういう人は少なくない。
ありのままの自分が愛されるとは思えないのですね。
何か役に立てるポイントがあれば別ですけど
その存在だけで愛されると思えないのです。
理由はやっぱり過去のこと。
お母さんに認めてもらえなかったからとか
お父さんに可愛がってもらえなかったなど
自分の大好きな人に受け入れてもらえなかった体験が
その思い込みを作ります。
今回のクライアントさんはお兄さんとの関係でした。
大好きで彼女からみるとなんでもできるヒーローだったお兄ちゃんが
自分のことを好きになってくれなかったから
自分に意地悪をしたから。
それはお父さんが自分の方を可愛がった、という理由で。
つまり彼女の性格とか性質とかとは全く関係ないこと。
彼女はただお兄ちゃんの妹として生まれただけだったのに
それがお兄ちゃんにとっては
「おまえはずるい。」
ということになってしまう・・・。
これ、本当にありがちなことなんです。
兄弟ってお互いに相手がずるいって思っているものなんです。
でも本当は
下の子にとって上の子は憧れの大好きな存在で
上の子にとって下の子は可愛い守ってあげたい存在なんです。
だけど、色々なすれ違いで
お互いがずるいと思ってしまう・・・。
それがパートナーシップにも影響してしまう・・・。
なんとも切ないことですね。
こういったすれ違いや間違った思い込みをときほぐし
本当の輝きを取り戻してもらうのが私の仕事。
あなたの笑顔は周りの人を幸せにする力がある
あなたがいることが
誰かの生きる力になることがある
あなたの存在がないと
幸せになれない人がいる
そういう人と早く出逢いますように・・・
絶対にそういう人がいるはずだから。
と祈りをこめて
セッションをしました。