夫にイラっとした時

【夫にイラっと9】コミュニケーションのポイント 11か条 ②正論で相手を責めない

正論で相手を責めない

 

私たちは「イラッと」したとき、つい相手を責めてしまいます。そしてそういう時は、相手がどれほど悪いか、相手がどれだけずれているか、逆に自分が言っていることがいかに正しいか、言い過ぎてしまうことがあります。

 

あなたには体験がありませんか?「イラッと」したとき、相手がどれほどおかしいかをわからせたくなる、そんな感覚です。

 

正論、それはつまり理屈ですが、理屈で攻められると相手はとても辛いものです。過去によく私は、どれほど私が正しくてどれほど夫が間違っているのか、こんこんと話していました。後に夫に言われたのが、「あの時は、喉元にナイフを突きつけられているようだった。」ということでした。

 

当時の私の意図は、「相手のおかしいところ直してもらいたい」という気持ちでいっぱいでした。そのためには、どれほどおかしいかをわからせる必要があると思っていたのです。でもそのやり方は、相手にとっては暴力でした。当然、私の言っていることを心から理解することはなく、無理やり押し付けられている感覚が残るだけだったのです。そんなコミュニケーションで関係が良くなるわけがありません。そのやり方で当面相手が言う通りにしてくれたとしても、二人の心が溶け合う仲の良い夫婦になれるわけがなかったのです。

 

自分が「イラっと」した時、それを訴えるにあたって正当な理由があると楽なものです。自分がどれだけ苦しくて、相手がどれほど間違っているのか、それが正当であるかのように見えれば見えるほど、相手を責め立てるのが楽になります。だから私たちは自分の主張を通したいと思った時に、正論を暴力的に使ってしまうのです。

 

裁判で勝つためにならその手段は有効かもしれません。でも夫婦においては勝ったからといって何の意味もないのです。勝ってしまったら心が溶け合うことはないでしょう。

 

夫婦の間には微妙な競争というものもあります。かくいう私も負けるのは大嫌い。無意識で常に勝ちを取ろうとしていたことを思い出します。負けたくない、勝ちたい、という思いが強ければ強いほど、正論にしがみついてしまいます。何度も言っていますが、そのことは結果的に夫婦関係の破綻に繋がっていくでしょう。 なぜなら夫婦において、絶対の正解のかたちはないのです。答えはふたりの真ん中にあります。ふたりにとっての正解をふたりで見つけていく必要があるのです。そして本当は、その作業こそが二人でしかできない、とても面白い作業だと私は思うのです。

 

つづく

 

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