プチ心理学講座, 夫婦の対話, 日々の出来事

自分で自分を幸せにできないとダメ

今日、セッションにいらしたクライアントさん
とっても綺麗で有能な30代の女性です。
 
彼女は、パートナーがいない時間は一人で部屋にこもっていたり、布団にくるまっていることが多いんだとか。
仕事はバリバリするけど、一人になると何をしていいのかわからない・・・。
彼が一緒だと楽しいのに・・・。
 
そんな感じでした。

 
これ、私もとても経験があります。
30歳までものすごく仕事をしていた私。
夫と出会って初めて、恋する楽しさ、誰かと過ごす楽しさ豊かさを知って、人生ってこんなに素晴らしいんだ!と思ったのは忘れません。
 
その考えは今でも変わりません。
でも結婚してから、いつの間にか夫がいないとつまらない、という感じになっていた自分がいました。
夫がいない日はすごく寂しくなって塞ぎ込み、ご飯を作る気もしなければ、何を食べてもつまらなくなったのです。
 
実はこのような状態を癒着(ゆちゃく)といいます。
癒着(ゆちゃく)には色々な形がありますが、この場合、自分の幸せを相手に任せてしまうケースです。
 
最初の頃は、癒着(ゆちゃく)も楽しく愛の証みたいな感じがします。
だからそれが楽しいうちは思いっきり楽しんだらいいとも思います。
 
ただ、時間が経つにつれてそれは束縛や依存につながっていきます。
相手の自由や個性を尊重できない、重くて面倒くさい女になってしまいます。
結果的に嫌われてしまうこともあるでしょう。
 
 
実際に私の場合、癒着が強くて「夫がいないとつまらない!」という風になってしまいました。
そのことで自分の幸せが彼の発言や行動に左右されるようになりました。
これはまさに、自分の幸せを彼に預けてしまった状態と言えるでしょう。
 
幸せな時はいいのです。
でもいつしか「あなたのせいで幸せになれない」という考えになっていきました。
 
「あなたが稼いでくれないから幸せになれない」
「あなたが話を聞いてくれないから幸せになれない」
「あなたが優しくしてくれないから幸せになれない」
 
夫にもそんな風に言ってしまいましたね。
それで何度喧嘩になったことか。
 
こんな風に自分の幸せに無責任なパートナーってどうでしょう。
相手がこんな状態だったら面倒くさくて切り捨てたくなりませんか?
 
夫には「自分の幸せには自分で責任をもて」と言われました(苦笑)
 
 
幸せなパートナーシップを続けていくためには、だんだん癒着を緩めていく必要があります。
 
それには、自分で自分を幸せにしていけることが大事!
 
たとえば趣味をもつ、とか親しい友人を増やすでもいいでしょう。
パートナー、一人に人生を預けるのではなくて自分一人でも楽しい時間を作り出せるのが大事なのです。
 
 
自分を幸せにする力を取り戻すのです。
誰かに幸せにしてもらうという考え方でいる限り、自分の幸せは常に人に左右されてしまいます。
自分を幸せにする力は必ず誰の中にもあります。
その力を取り戻せたら、もう自分の幸せが誰かに左右されることはなくなります。
 
 
 

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