プチ心理学講座, 感じたこと

要注意!子供を叱るときに使わない方がいいフレーズとは

大切なあなたへ

 

こんにちは

大切な人と繋がる極意をお伝えする

天乃陽妃(あまのてるひ)です。

 

先日、夫婦喧嘩の時に使わない方がいい言葉

という記事をアップしたところ反響が大きかったので

(要注意!夫婦喧嘩で使ってはいけないフレーズとは、はこちら)

 

今日は子供を叱る時に使わない方がいい言葉

について書いてみようと思います。

 

あなたは子供を叱る時に

例えば

図書館の中を走り回ってしまう子供を

静かにさせたいと思う時

どんな風に叱りますか?

 

子供にやってはいけないことを伝える時には

どうしてダメなのかをハッキリ伝える必要があります。

 

なので

「図書館は静かに本を読む場所だから、うるさくしたらダメよ」

「静かにしなさい、他の人が本に集中できないから」

と、伝えるべきでしょう。

 

ところがこれが

こんな風に言ってしまう場合はありませんか?

 

「静かにできないの?

みんなは静かにできてるわよ〜。」

 

「静かにできないのは恥ずかしいな〜。

みんなにおかしい子だと思われるよ。」

というように

 

子供がしてはいけないことをしたときに

「恥」と結びつけてしまうような叱り方です。

 

この叱り方は子供にとってよくありません。

 

理由は二つ

1、そのことをやってはいけない理由を明確に理解できないから

2、繰り返し言われていると「自分が恥ずかしい存在だ」と思うようになっていくから

です。

 

図書館で走り回っちゃいけないのは

ルールを守れないことは恥ずかしいことだから?

 

いいえ違います。

 

図書館は静かに本を読む場所だからです。

他に静かに本を読んでいる人がいたら迷惑だからです。

 

お母さんに恥をかかせる自分は恥ずかしい子?

いいえ違います。

子供が静かにできなくて

恥ずかしいと思うのはお母さんの都合ですよね。

 

子供が言い聞かせたことをなかなかきけないのは当たり前です。

ものの道理が分かっていないし

エネルギーが有り余っているのですから

走り回りたくてしょうがないわけですね。

 

本当は子供が子供らしくて親が恥ずかしく感じる必要はないと思います。

 

ただ、「図書館」という場所では

騒いではダメだ

というだけなのですね。

 

こんな時

親が恥をかくからと親の都合で怒っていると

 

本当に危険なことや本当にまずいことが分からないだけではなく

子供が、自分の存在そのものが恥だと思うようになってしまうのですね。

 

失敗してしまうことや

迷惑をかけてしまうこと

約束を守れないことなどは

 

何も恥ずかしいことではありません。

 

完璧な人などいないからです。

 

だからといって周りの人を気にせず何でもしていいわけでもありません。

 

そこが難しいところなのですが

 

教えるべきは

失敗することやルールを破ることが「恥」だということではなく

 

本当に危険だからダメだ

ということや

場所によってやってはいけないことがある

ということ

社会にはルールがあるということでしょう。

 

それから

もしやってしまった時、ルールを守れなかったとき

誰かに不快な思いをさせたり迷惑をかけたなら

「きちんと謝る」

ということでしょう。

 

「図書館で騒ぐ子は恥ずかしい子」と怒るのではなく

「あの人に迷惑がかかってしまったから、謝りにいきましょう」

と、謝ることを教えるべきです。

 

「本を読むのを邪魔してしまってごめんなさい」

とあやまれることが大事なのです。

 

なぜやってはいけないのかをしっかり伝え

やってしまった時には謝ることをしっかり教える。

 

それが一番大切なことです。

 

わざわざ余計な「恥」の感覚を植え付ける必要はないのです。

「恥」の感覚を受け付けることに一つもいいことはありませんから。

 

どうですか?

 

ついつい使いがちな

「恥ずかしいからやめなさい」

というフレーズ。

 

出来るだけ使わないでくださいね。

 

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