結婚して数年経った頃
旦那さんのお世話をせっせとしている私がいました。
素敵な奥さんに憧れていたというのもあったし
せっせとお世話をしていれば
必要とされると思っていたからです。
でもいつしか
そのお世話が行きすぎて
旦那さんに対して小言が増えていきました。
「あれ、ちゃんとやったの？ちゃんとやらないと。」
「ほら、あれ、きちんと持った？忘れたら大変だよ。」
みたいにです。
当時、うちの旦那さんは
マイペースで物をよく紛失しました。
だから出かける前になると毎回
時間を意識するように追い立て
物を一緒に探してあげ
本当によく世話をやいたものです。
その頃になるとなんだか
「うちの子、手がかかるんです」ならぬ
「うちの旦那、手がかかるんです」みたいな風になっていたな〜と思います。
そしてその頃は
私が可愛がってもらう
私が甘える
ということがなくなっていました。
そんな頃、友達に
「陽妃、どうしてそんなに旦那さんの心配ばかりするの？
お母さんみたいだよ。」と言われたのです。
友達万歳！
教えてくれてありがとう！！
って感じでしたね。
自分の中でも薄々気づいていましたが。
私たちの関係
なんだかロマンスのエネルギーがないな〜。
母親と息子みたいだな〜ってね。
考えてみたら
奥さんが母親みたいに小言ばっかり言ってたら
旦那さんだって「うるさいな〜」「うざい」
ってなっていきますよね。
自分が母親みたいになってる！って気づいてから
それは嫌だ〜。
私はあなたのお母さんじゃない〜！
妻よ、妻！！
と思って
できるだけラブラブ夫婦に戻ろうと努力しました。
★
夫婦って色々な形があるけど
母親と息子みたいになってしまったり
逆に
父親と娘みたいになってしまったり
しがちです。
母親にして欲しかったことを相手に求めたり
父親にして欲しかったことを相手に求めたりするので
そうなりやすいのですね。
両親から貰えなかった愛や承認を
パートナーからもらって栄養にするのは
パートナーシップのいいところでもあります。
でも
相手に代理母、代理父を求めるすぎると
相手のありのままが見えなくなってしまいます。
ひとりの人間とひとりの人間として
ありのままのお互いで向き合えなくなってしまいます。
私たちが母親と息子のようになってしまったのは
彼が私に母親を求めたというよりは
私が女としての自分に自信がなかったからです。
私の中に
女として愛される自信がなかったので恋人としては選ばれない
という思い込みがあり
世話を焼く母親ポジションを取ろうとしてしまったのですね。
女としての自分に自信がないから
母親ポジションをとりにいく・・・
無意識でそんな風になっていたのです。
でもやっぱり私は彼の母親にはなりたくない。
女として愛されたい。
そんな風に思って
そこから女性として自信がない自分と向き合うことになります。
今ではそこから何年も経って
いいことも悪いことも分かち合う
人生のパートナーとなっています。
★
話をもどすと
いつの間にか母親のようになってしまっていると
男性から見ると
うざい、面倒臭い存在とうつりがちです。
そうして夫婦の間のロマンスのエネルギーがなくなってしまいます。
もしひとりの女性として愛されたいなら
母親になってしまっていないか
チェックしてみてくださいね。
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てるひ
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