喧嘩の時、感情が高ぶってつい言ってしまう言葉があります。
それは
「いつも〜じゃないの!」とか「普通〜なものでしょう!」という言葉。あなたも経験がありませんか?
喧嘩になると自分の言いたいことを正当化したくなるのが心情。そうすると無意識のうちに「いつも」とか「普通」などの言葉を使ってしまいます。
例えば、
「いつも話をきいてくれないじゃないの!」とか
「普通、人の話は手を止めて聞くものでしょう?」などという感じです。
「いつも」とか「普通」という言葉が入ると相手に逃げ場がなくなります。「100%お前が悪い」と言われているようなものだからです。言われた方は苦しくなって、逆にこちらの話が受け取れなくなります。
そして客観的に思い出してみれば、「いつも」ということはないことが多いものです。自分の欲求が満たされていることより満たされないことに意識が行くので、そんな感じがするだけなのです。
また「普通」という基準も曖昧です。ただ単に自分の中では「普通」だと思っているだけで、普通なんて場所が変われば変わるもの、何も保証はないのです。
そういう意味で、「いつも」とか「普通」という言葉が口をついて出たら要注意です。私も時々言ってしまうので、そういう時はできるだけ言い直しています。
「いつも話を聞いてくれないじゃないの!」と言ってしまったらすぐ
「あ、ごめんいつもってわけじゃないけど、聞いてもらえてないことが多い気がするの。」と言いなおす、という感じですね。
あなたももし気づいたら言い直してみてください。それができると、お互いの心の距離が離れてしまう確率が減ってくるはずです。