夫にイラっとした時

【夫にイラッと1】夫にイラっ、その結果どうなる?

夫にイラっ、その結果どうなる?

私:「ねえ、今日私忙しいの。これから出かけるからその前に洗濯と掃除を終わらせたいの。」

夫:「ふーん?」とテレビを見ている。

私:「朝ごはんの片付けも早くしたいし、手伝ってもらえる?」

夫:「うん、いいよ。」とテレビを見ている。

私:「それでね、午前中の用事を済ませたら午後には一緒に待ち合わせて出かけたいのよ。あそこのお店に行きたいって言ってたじゃない?」

夫:「いいんじゃない?」とテレビを見ている。

私はこの辺ですでにプチ「イラっ」としている。それを必死で抑えつつ

私:「さっさと朝ごはんの片付けしてね!」

夫:「うん。」とテレビを見ている。

私は洗濯物を干し終わり掃除機に取り掛かろうとするが、夫はテレビを見ながらのろのろと食器をシンクに運んでいる。ここで私の「イラっと」が発現!

私:「あのね、わたし急いでるの。台所が片付かないと掃除機が始められないでしょ!それに掃除機の前に部屋のものを片付けないといけないんだから、協力してよ!!」

夫:「やってるじゃん。」と夫もプチ「イラっと」する。

私:「テレビ止めてよ!行動が遅い!!食器の片付けなんてすぐできるでしょ!!」

とついに「イラっと」爆発!

私:「急いでるって言ったでしょ!さっさと動いてよ!!いつも自分の好きなことばっかりして!もっと協力してよねーーー!!!」

 

 と、我が家でよく繰り広げられる休日の朝の風景です。この時、私の心のうちではむくむくとイライラが膨らんでいき、止められない状態。

 

「夫は全然私の話を聞いてくれないし、協力もしてくれない!」

「おまけにやるべきことはスムーズに進まないし、なんで私ばっかり動かなくちゃいけないの?」

 

とイライラが募っていくのです。


 

この時の私の理想は、午前中にやるべきことをさっさと終わらせて、午後に二人でゆっくり出かけたい、というもの。その為に夫に協力して欲しかったのです。

 

でもこのパターンにはまると、大抵の場合二人とも不機嫌になります。そうして私はイライラしながら掃除を始め、夫もイライラしながら朝ごはんの後片付けを始めるのです。こんな風にして過ごしていれば、その日の午後が気持ちよく過ごせるはずがありません。

出かけられればまだ、楽しい思いもするかもしれませんが、話し合いがこのまま決裂に向かうケースもあります。このまま、言い争いに突入してしまう場合です。

 

夫:「なんだよ、自分のペースを押し付けるなよ!ちゃんとやるよ!」

私:「急いでるって言ったでしょ!急がないと時間がなくなっちゃうのよ!」

夫:「だったら午後出かけなくたっていいし、掃除しなくたっていいじゃないか!!別にどうしてもやらなきゃいけないことじゃないだろう!」

私:「なんでそういうこというの!だいたい、部屋を散らかすのはいつもあなたじゃないの!あなたが普段から散らかさなかったら、こんなに掃除に時間かからないんだから!それにあのお店に行きたいって言ったのもあなたでしょ!!私、あなたのために色々やってるのに!!」

夫:「知るか!お前が勝手にやってるだけだろう!!そんなことやってくれなんて頼んでないよ!だいたい部屋だってそんなに片付いてなくたって死にゃあしないじゃないか!!」

私:「どうしてそんなこというの!ひどい!!いつも私がやってることに対して感謝が全然ない!!一人で生きてるつもり?あまりにも自分勝手よ!!」

夫:「どうせ俺は自分勝手だよ!人と生きるのは向いてないのかもね。はいはい、この関係も終わりだね!」

私:「・・・・!」

 

と、こんな感じです。

どうですか?あなたもこんな口論、したことありませんか?

 

ここまで言い争ってしまうと、お互いに心がとてもイライラしてしまうだけでなく、もう絶対に分かり合えないと思うほど、心の距離が遠くなってしまったように感じます。

お互いの顔も見たくないし、しばらく口も聞きたくなくなってしまいます。

 

なぜこんなことになってしまうのでしょうか。私は休日の午後をゆっくり二人で過ごしたかっただけなのです。そのために始めた会話が、結果的にまったく違う結果になってしまったのです。膨らんだイライラが落ち着いてきた頃、心に残っているのは「またイラっとしてしまった・・。」という後悔と「なんでこうなっちゃうんだろう・・・。」という悲しみ、それから夫と心が遠く離れてしまった事による寂しさや孤独な気持ちです。

 

夫婦の間では、こうした口論がよく起きるものです。そうして、お互いに「理解してもらえない。」と傷ついていきます。あるいは、この口論がいやでじっと我慢するケースもあるでしょう。でもその場合でも、溜まっていた我慢がいつか爆発して取り返しのつかないことになってしまうか、我慢のおかげで表面上もめなくて済んでも、自分のことをわかってもらえているとは思ずに心が乾いていくはずです。それが続けば、「本当にこの人でいいのかな・・・。」とわからなくなってしまったり、他の人に愛情を求めてしまう場合もあるでしょう。

 

このよくある口論はなぜ起きているのか、それは心の中に秘密があります。その心の中を丁寧に見ていくと、すれ違いの理由がよくわかってきます。面白いもので、その理由がわかればわかるほど、このすれ違いがどれほど滑稽なことかわかるようになり、そのうち笑い飛ばせるようになっていきます。そうして深刻な問題にはならなくなってくるはずです。

 

さらに、その心のうちのことをお互いに打ち明けることができたら、それまでとは違う、「より深い夫婦関係」を築くこともできます。「イラッと」することは決して気持ちの良いことではありません。でも、それをきっかけに心の秘密を読み解き、その秘密を二人で共有することで信頼や安心を手に入れることもできるのです。

 

それでは心の秘密を読み解いていくにはどうしたらいいのでしょうか。そのためにまず大切なことが「イラっとした自分を受け止める」ということです。

 

つづく・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です