夫婦の対話, 感じたこと

なぜ母との関係を見る必要があるの?

母とのことを書く理由とは

 
昨日、私と母とのことについて書きました。
でもこのブログは夫婦の対話。
なので、母と私の関係がどのようにパートナーシップに影響を及ぼしているのか。
今日はその辺について書いていきましょう。
 
そう、単に母との関係が良くなってばんざーい、よかった!
でもいいのですが、
実は母との関係はパートナーシップにもばりばり影響が出ています。
 
昨日のブログで、私は母の子供に対する執着というか縛りが嫌だったと書きました。
それはまるで、「自由に生きていると思っていたけれど、いつの間にか母のエネルギーが蛇のように私に絡みついている」という感覚でした。
 
たくさんの愛情とたくさんの支配・コントロール・・・
それが私の母だったのです。
愛情をたくさんもらったいい思い出と、絡みつく嫌なエネルギーと。
その葛藤で苦しかったのです。
 
そして今の私。
気づけばなんと、同じことをパートナーにしていたのです!!!
それも無意識に・・・・
 
 
 

母親との関係がパートナーシップに影響している

 
先日、急に夫が「僕もご飯作ったり掃除したりする。そうしないと生きている気がしない。」と言い出しました。
 
最初は、「何を言ってるんだか?」と意味が良くわかりませんでしたが、だんだん夫の言いたいことが見えてきました。
 
それはつまり、二人の生活において私が彼をコントロールしており、そのエネルギーはもう嫌だ、ということだったのです。
 
家の中で私は無意識のうちに、夫に尽くしているようで支配下に置く、コントロールする、意見を言わせない、という感じになっていたのです。
 
さらには、「これだけやっているんだから文句言わないで」「私に感謝して」という無言のメッセージも入っていました(あ、実際にも何度も言っていましたね、苦笑)。
 
もっといえば「私がいないと、あなたは生きていけないのよ。」という洗脳もあったと思います。これがまさに、母が発していたエネルギーと一緒だったのです。
 
 
 
いつの間にか夫に絡みついて離れない・・・。
それが私だったのです(が〜〜ん!!)
 
 
夫が自分が主導権を握りたい、とう意味の発言をし始めた時、最初はカチンときました。「今まで散々私にやらせといて、今更なんだよ!」「まるで私を征服者のように扱って!」と思ったのです。
 
でも思い出しました。私も母に対して同じことを思っていたことを。
 
なんでも完璧にこなす母。その母のやり方に合わないといい顔されない嫌な感じ。そして母の基準が高すぎて、絶対に基準は超えられなかった記憶・・・。母に全然信頼されていない感覚。
 
どんどん手伝わなくなって、自分が悪い子なんだという罪悪感が膨らんだのも忘れません。
 
それと同じことが、私と夫の間で起きていたのです。
 
 
 

自分の存在価値に自信がなかった

 
夫の言っていることが良くわかったので、家事を交代でやることにしました。そして私は、夫がやる日には一切口を挟まないことに決めたのです。それは私がコントロールを手放す、という意味でした。
 
こうやって決めると、私の心の中に急に不安がむくむくと湧いてきました。それは夫がちゃんと家事をやって私が役に立てるところがなくなってしまったら、私は必要なくなってしまうのでは?という不安です。家事をしなくて良くなったら、私の存在意味がないような気分になったのです。
 
そしてこの自分の不安に気づいた時、「ああそうか、母にはこの不安がずっとあったんだな〜」と母の心の内を少し理解できました。母も自分が役に立てているからこそいる意味がある。もし役立たずなら愛されないと思っているのでしょう。
 
心の何処かで、きっといつか捨てられる。子供が去っていってしまうと思っていたのだと思います。
 
子供の私からしてみたら、確かに去るけど(自立するから)、絶対的に母が大事なことには何も変わりはないのですけどね。
 
 

蛇のようなエネルギーを抱きしめて

 
昨日、母の蛇のように絡みつくエネルギーを抱きしめようと決めた時、その中に母の寂しさ、孤独を見ました。それは私が夫に絡みついている時の感情とも同じです。母のエネルギーを許して抱きしめるとともに、私は自分の中にある同じエネルギーを許し、抱きしめました。
 
その私は
 
だってさみしかったんだもん。捨てられたくなかったんだもん。
 
そんな風に泣いていたのです。その小さな私を温めて溶かしました。
 
母を許すことで自分も許し、不安から絡みつく自分も解放してあげました。
それからこれらの経緯を夫に全て話し、絡みついていたことを謝ったのでした。
 
私はまた、コントロールしてしまうかもしれません。でもこれからは、それに気づいた時、早くそれを手放していけると思います。もう無意識ではなくなり、私はそれを手放そうと決めたのですから。
 
完璧にできなくても、また最初からやり直せばいい。そうやって一つずつ、前に進んで行こうと思います。
 
 
 
 
 

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