こんにちは
感情の学校主宰
対話トレーナーのアマノテルヒです。
我が家では日に日に
年末ムードが高まってきましたが
あなたはいかがですか?
秋にオーブンを買ったので
今年のクリスマスは
鳥の丸焼きに挑戦してみよう
とか
家に餅つき機があるので
年末にお餅つき会をしよう
とか
色々計画しています。
あ、食べる事ばっかり(笑)
でもなんかこういう計画は
楽しくていいですね。
さて今日は
対話の中で改めて気をつけておきたいこと
について書きましょう。
今日の話を知らないままだと
一生懸命対話を頑張っていても
水の泡になってしまう可能性があります。
ちょっと長いですが
最後まで読んでみてくださいね。
「でも・・・」は禁句です。
このブログを読んでくださっているあなたは
大切な人と
もっと良いコミュニケーションを取るために
色々と頑張っていると思います。
相手の話に一生懸命耳を傾けたり
できるだけ感情的にならずに
自分の言いたいことを伝えるように意識したり。
どうしたらもっと相手を理解できるんだろう。
どうしたらもっと私を理解してもらえるんだろう。
どうしたらもっと
心が満たされる会話ができるんだろう・・・。
もっと仲良くなりたいな。
もっと深く繋がりたいな。
そんな思いで
きっと色々チャレンジされていることと思います。
実際に相談に来られる方も
「相手の話に耳を傾けてます。
一生懸命理解しようと努力しています。」
など
おっしゃられる方が多いですね。
皆さん勉強して
悩みながら頑張っているわけです。
それはとても素晴らしい事だと思います。
世の中には
対話について全く意識しない人も多いですからね。
さてでも
良いと思うことを実践しているのに
それでも相談に来るということは
頑張っているけど
思ったようにはなっていない。
ということが多いからです。
対話のコツを意識して
実践してみてるけど
思ったようには理解しあえない。
思ったようには心が満たされない。
相手と繋がれたような気がしない。
そのような悩みを抱えている方が
多いのも現実です。
あなたはどうですか?
実は
様々な対話のコツを押さえて話していても
・・・
一生懸命努力しても
それを全部ひっくり返してしまう言葉があります。
それが今日のタイトルにある
「でも」なのです。
相手の話に耳を傾け
相手の感情に共感し
自分の感情と向き合いながら会話していたら
いい感じに
いつもよりも相手が深く胸の内を話してくれたとしましょう。
「なんかいい感じにいつもと違うレベルの話になってきた!」
と、喜びつつ
「相手が心を開いて話してくれるのは嬉しいけれど
自分はそうは思わない」
という時ありませんか?
そんな時
相手の話を全部聞いた後で、自分の番になった時
「でもね・・・」
と話を切り出してしまったら
今までのあなたの努力は水の泡。
相手が心を開いて話してくれたことも
全部ひっくり返すことになってしまうのです。
さて、ピンと来たでしょうか。
ちょっと事例で解説してみましょう。
例えばA子さんのケース。
休みの日は一緒に過ごしたいと何度言っても
一人で出かけてしまうパートナー。
その胸の内を探ろうと
A子さんは対話を試みました。
A子さん「前から伝えている通り
私は休みの日に一緒に過ごしたいんだけど
あなたは休みの度に一人で出かけちゃうよね。
私と一緒にいたくないってことかな。
よかったらあなたの考えてること聞かせてもらえない?」
パートナー「一緒にいたくないわけじゃないよ。」
A子さん「一緒にいたくないわけじゃないのね。
それはわかったわ。
じゃあどうして出かけるの?」
パートナー「出かけたいところがある場合もあるし・・・。
休みの日ぐらい、誰にも邪魔されずに自由に過ごしたいっていうのはあるかも。
君とは普段から一緒にいるしね。」
A子さん「そうだよね。一人の時間って大事だもんね。
あなたは一人の時間を過ごしたいんだね。」
パートナー「そうなんだよ。誰にも邪魔されず気を使わず
予定や時間にもとらわれず自由に過ごす時間というのが
自分にはとても大事なんだよね。
君や家族が苦痛ってわけじゃないんだ。
自分には何も予定のない空っぽの時間を自由に気ままに過ごすことで
ストレスが解消されてリラックスできるんだ。」
A子さん「そうなんだね。
予定のない空っぽの時間が大事なんだね。
それはよく分かったよ。
でもね、 私にとってはあなたと一緒に過ごすことがとても大事なの。
それもわかってほしいな。」
さあ、どうでしょうか。
A子さん、結構頑張りましたよね。
最初はよく受け止めて共感したので
パートナーさんも自分の心の内を見せてくれました。
でも最終的に
相手の話を全部聞いた上で
A子さんは自分の主張をして終わりました。
たった一言でしたが
この自分の主張の時に「でも」という言葉をつけたことで
相手が話してくれたことを
全部ひっくり返したことがわかるでしょうか?
まとめてしまうと
「あなたはそうなのね。
でも私はこうして欲しいの。」
そういう会話でしたよね。
どうですか。
日常的にやりがちではないでしょうか。
前半にいくら相手の話を聞けたとしても
最後に「でも」という言葉を使うと
全部ひっくり返ってしまうのです。
このパターンを続けていると
もう相手は話してくれなくなっていきます。
なぜならせっかく心を開いて話したのに
・・・あ、なんか分かってくれたかも・・
と嬉しくなってきたところで
「でもね」
とひっくり返されるのは
かなり残念に感じるポイントだからです。
逆の立場を想像してみましょう。
例えばあなたがとても辛い時に
パートナーに気持ちを打ち明けたとしましょう。
あなたがどれほど辛かったのか話すと
パートナーは
「それは大変だったね。」
と寄り添ってくれました。
散々話を聞いてくれて
そして最後に
「でもね、辛い時は今だけだよ。
僕はそう思って落ち込まないようにしてるんだ。」
と言われたら・・・・
どんな感じでしょうか?
「なんだ結局わかってくれないのか。」
そんな風にがっかりしないでしょうか。
実はこのパターン
私も散々やらかしました。
結果的に
夫がさらに不機嫌になって
話してくれなくなりましたね。
私としては
一生懸命、話を聞いたのになぜだろう。
と、悩みました。
でもよくよく振り返ってみたら
話の最後に私が
「でもね」と切り出して
話をひっくり返していたということに気づいたのです。
ここまで読んで
「なるほど、「でも」を使わない方がいいのはわかった。」
という方もいるでしょう。
「でも、じゃあ
どうやって自分の考えを伝えたらいいの?
私は一方的に聞くしかないの?」
という思いがムクムクと上がって来ませんか?
私もここでとても悩みました。
「でも」は使わない方がいいらしい。
でも(笑)!
私の言いたいことも言いたい。
この葛藤です。
そこでもう一つ気づいたのです。
相手の言うことをひっくり返さずに
自分の考えを伝えれば良いのだ!
ということに。
そう
相手の言うことをひっくり返さずに
自分の考えを伝えるのです。
そういう意識で会話をしてみると
方法はあるものです。
例えば「でも」を
「ちなみに」に変えてみたらどうでしょうか。
A子さんのケースで言えば
「でも、私はあなたと一緒に過ごすのが大事なの。」を
「ちなみに、私はあなたと一緒に過ごすのが大事なの。」
に、変えてみる。
ちょっと印象が変わりますよね。
さらにこの後に
「そう言われてあなたはどう思う?」と聞いてみる。
そうすると、です。
パートナーの話をひっくり返すのではなく
パートナーの話は一旦横に置いといて
自分の話を隣に出す。
という感じになりませんか?
そしてどっちもありだよね、という雰囲気で
相手の感じてることを聞いてみる。
そうすると相手も
自分の考えを否定されないので
心を閉ざさずにまた話してくれる確率が高くなります。
そしてお互いの真ん中の答えを
諦めずに見つけていくことが
対話なのですね。
相手の話をひっくり返さずに
そこに置いたまま
自分の話を出してみる。
イメージできたでしょうか。
・・・
さていかがだったでしょうか。
「でも」を使わない方がいい理由は
伝わりましたか?
振り返ってみると
「でも」を使っていた時の自分は
相手の話を聞きつつも
結局のところ
自分の主張を通したかったことがわかります。
「でも」は
相手の話をひっくり返すいい言葉なのです。
その意識そのものを変える・・・
自分の主張を通すのではなく
自分の考えを相手の考えの横に置く
という意識に変わってくると
自然に「でも」という言葉は減ってきます。
よかったら少し意識してみてくださいね。
さあ、今日も長くなりました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
せっかく対話を色々頑張っているなら
もう一息。
「でも」で最後にひっくり返さないように
気をつけましょう。
あなたのパートナーシップを応援しています。
それではまた!
てるひ
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