よく「喧嘩しないようになるにはどうしたらいいですか?」と聞かれます。
喧嘩はお互いを傷つけ合うし、心も離れてしまう。
出来るだけ喧嘩したくない、というのはもっともな心情でしょう。
で・も!
喧嘩しないようにする、というのは本当に仲良くなるためには遠回りです。
喧嘩をしない、というのは表面的に波風を立てない、というだけのこと。
お互いのことを理解し合う、というステージにはいけないのです。
喧嘩には本音が潜んでいるからです。
そうはいっても!
なんの知恵もなく、ただ喧嘩を繰り返すのは破滅的です。
感情的になって「こんなこと言うつもりじゃなかったのに(涙)」ということまで言ってしまい、修復できなくなることが多いのも現実でしょう。
じゃあどうしたらいいのか?
それは喧嘩の中に隠された本音をしっかり見る。
ということです。
その本音とは、自分の本音も相手の本音も両方です。
揚げ足をとるようにちょっとした言葉の端を拾い上げて傷つけあってはダメです。
言葉の裏側にある、本当に言いたいこと、感じていることを、キャッチすることが必要です。
これがキャッチできるようになると、自分のことも相手のこともよくわかるようになります。
例えば
相手がイライラして当たり散らしてくるときは、何か困っていることがあるんだな。
とか
自分が些細なことでイラっとしてしまうときは、本当はスキンシップが足りないときだ。
などです。
本当に欲しいものをキャッチしないまま、違うことでぶつけ合う喧嘩も多いもの。
できるだけ早く自分や相手の本音に気づき、それを伝え合うことができたら、喧嘩の前よりもぐっと仲良くなります。
なぜって、大抵の場合本音を掘り下げると
本音は繋がりたい、傷つけたくない、大事にしたい、というところにたどり着くからです。
もしかするとそんなこと、想像できないかもしれません。
でも本当です。
今は信じられなくても、頭の片隅に入れてみてください。
喧嘩って、仲良くなるきっかけかもしれない?
というフレーズを。
しばらく経つと、見える景色が変わってくると思いますよ。