プチ心理学講座, 今日のメッセージ

怒りはSOSのサイン☆どんな助けを求めているんだろう?

大切なあなたへ

 

あなたはイライラしてどうしようもない時

ありますか?

 

私はあります。

 

頭では「そんなに怒ることじゃない」

とわかっていても

 

ふつふつと沸いてくる感情が

どうにも止まらないのです。

 

そんな時自分に対して

「こんなにイライラするなんて、ダメな私(落ち込み〜)」

「もっと穏やかな性格だったらよかったのに(涙)」

 

なんて

よく思ったものですね。

 

こういう時って本当に苦しいですよね。

 

でもある時

怒りがおさまらない自分の内面を掘り下げてみて

気づいたことがありました。

 

それは

「怒りがおさまらない時は

自分が助けて欲しい時なんだ。」

ということです。

 

そもそも怒りの感情が湧くのは

自分の大切なものを守れなかった時です。

 

大切にしている思いや

大事にしているものを

雑に扱われたり

実際に壊れてしまったり

あるいは壊れそうになってしまった時

 

イライラするのですね。

 

先日クライアントさんから

「上の子が下の子をいじめるのを

ものすごく怒ってしまうんです。

あんた何でそんなことするの!って。

 

上の子を痛めつけたいわけではないんですけど

いくら言っても下の子をいじめるので

結果的に

ものすごくひどい怒り方をしていると思います。

これって子どもにとって良くないですよね?」

 

と聞かれました。

 

子供にとって良いか悪いか

と聞かれたら

子供の尊厳を奪うような怒り方は

しない方がいいと答えるでしょう。

 

ただこの場合は

クライアントさんがどうしてそんなに怒ってしまったのか。

 

そこにクライアントさんの悲痛な叫びがあるような気がしたので

 

「 あなたが怒りに駆られている時

何かのSOS を出していたとしたら

どんな SOS でしたか?」

 

と聞いてみました。

 

そうすると

「確かに・・・

何度言ってもわかってくれない。

どうやってもいじめが止まらない。

どうしたらいいのかわからない。

自分にはどうしようもできない。

という感じでした。」

 

と答えてくれました。

 

そうなんです。

言葉にはしていませんが

まさに

「どうしようもできないから誰か助けて!」

という状態なのです。

 

自分にどうしようもできない状況で

それでもどうにかしたくて

そのエネルギーが怒りとして爆発してしまうのですね。

 

こういう状態の時

どういう助けがあったらいいのでしょうか。

 

彼女を助けてあげられるのは誰なのでしょうか。

 

状況を変えることはできないので

結局のところ

彼女を助けることができるのは

彼女自身です。

 

自分の心の叫びをキャッチして

一番必要な助けを

自分に差し出してあげれるといいですね。

 

ではどんな助けがあったら良かったのでしょうか。

 

自分で自分を助ける時は

苦しみを感じているときの自分に

「どうしてほしい?」

と聞くのが一番です。

 

「どんな言葉をかけてもらったら嬉しい?」

「どんな風に触ってもらったら嬉しい?」

 

そんな風に自分に聞いていくのです。

 

怒りが止まらない時というのは

言い換えてみるとパニックのようなものです。

 

なので抑え込もうとすると

もっとパニックになります。

もっと怒りが湧いてくるのです。

 

それよりも

「どんな助けがあったら嬉しい?」

と、自分のその時の苦しみに興味を持ってあげること。

 

それだけで

実は自分自身を受け止めていることになります。

 

怒りが止まらない自分を止めようとしたり

否定するのではなくて

 

「どんな助けを求めてるんだろう?」

と、ぜひ興味を持ってください。

 

それが自分に寄り添うということです。

 

誰も聞いてくれない心の奥底の叫びを

封じ込めないで

聞いてあげてください。

 

それができると

不思議と心が満たされて

平安が戻ってきます。

これは最初は難しいかもしれませんが

練習すると少しずつできるようになります。

 

怒りが止まらない時は

 SOS のサインですよ。

 

どんな SOS なのか

探ってみてくださいね。

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