お正月に那須に帰省した時
那須どうぶつ王国に遊びに行ってきました。
那須どうぶつ王国は那須連山の山腹にあります。
強風吹きすさぶ中
寒さのあまり、数々の屋内施設をダッシュではしごしながらの
どうぶつ王国滞在。
その中でも唯一、外にいた動物がカピバラ。
外のカピバラを見に行くだけでもこちらが凍りそうでした。
カピバラ自体、
そもそも南アフリカやアマゾン川周辺に生息していたいわゆる大ネズミ。
寒い国の動物ではありません。
つまり、カピバラだってこの寒い那須の気候があってはいないのです。
でもカピバラのエリアにはなんとお風呂が設置してありました。
ちょうど10匹ぐらいが入れる湯船にお湯がずっと注がれているのです。
その湯船の中に所狭しとカピバラたちがひしめきあっていました。
それがなんとも面白い!
そして可愛い、癒される・・・。
たまに中に入れずはじき出されたやつもいて
それがまた可愛らしいのです・・・。
思わず、寒さそっちのけでシャッターを切っていました。
このカピバラの何がそんなにいいのかな〜とちょっと考えてみました。
みんなでぎゅうぎゅうお風呂に入っているところ
お風呂の中でリラックスしているところ
時々、外にはじいたりはじかれたり・・・
ゆずりあっているのかうばいあっているのか
そんなドラマが展開されているところ・・・・
つまり
ああ、人間の家族に似ているな!
と思ったのです。
お風呂の中はとっても仲の良いほっこり家族のイメージ。
リラックスしてのんびり。
これをみると
なんだかこちらも嬉しくなってしまいます。
そしてはじき出されてしまうやつ。
これも家族の力学で起きやすいことです。
ああ、かわいそう、と思ったり
おとなしくしていないからじゃない?と思ったり。
いずれにしてもこちらの勝手な想像ですね。
でも私に限らず
このカピバラを見て喜ぶ人が多いというのは
やっぱり家族仲良くほっこりしたい
と感じている人が多いのかな
と思いました。
家の中には
厳しい規律や混乱、孤独や寂しさより
暖かさ・リラックス・つながり
そんなものがあると幸せなのかもしれませんね。
でも実際のところ
セッションで子供の頃の家庭を思い出してもらうと
寒くて暗くて重い空気のお家を思い出す人が
なんとも多いのが現実でもあります。
人間そんなに、
いつもリラックスして仲良くほっこり
なんて風にはしていられないものなのかもしれません。
確かにそうですよね。
考えなくちゃいけないことがたくさんあるし
気を使わなくちゃいけないこともてんこ盛りです。
いつでもリラックス、なんてわけにはいきません。
でもそんなにカピバラに癒されるなら
今年はリラックスしてほっこりした年にしたいなぁと
つくづく思いました。
私もふとしたことで恐れベースでカリカリしてしまいます。
その恐れを手放して
いつでもここに暖かさがある
ということを忘れないようにしたいものです。