今日はなんだかぼけぼけな日でした。
朝からずっと眠くて頭がすっきりしません。
午前中出かけて昼頃に帰宅の途に着いたのですが、自宅の駅まで電車で2回乗り換えが必要な行程でした。
ところが私は、1回目の乗り換えの駅を寝過ごして一つ先まで行ってしまいます。仕方がない、折り返して一つ前の駅に戻ります。
おりしも電車の本数が減る12時から13時頃の時間帯。
一つ前の駅に戻ったはいいものの、次の電車までだいぶ時間がありました。昼前から雨が降り始め、吹きさらしのホームの寒いこと・・・。私はホームの待合所で電車を待つことにします。私と同じように少しでも寒さをしのごうと待合所にはたくさんの人がいました。
少しぼーっとしていてふと気がつくと、電車の予定の時間を1分過ぎています。相変わらず待合所には人がいっぱいで誰も外に出ていません。私は、電車が来れば当然、待合所の人たちが外に出るものだと思っていたのですね。電車が遅れているのかな?と思い電光掲示板をみると、次の電車は20分後に来るとあります。
何かの理由で電車が一本抜けた?おかしいな・・・。と思いながら20分もあるなら何か温かいものをお腹に入れよう、と思い立ち、一度改札階へと戻ることにしました。ホームから降り、改札前を横切ってあっときづいたのが、自分がいたホームが目的地へ向かうホームとは反対側だったことです。私は違うホームで待っていたのですね。乗りたい電車はとっくに反対側のホームから出て行ってしまっていたのです。
何やってんだろう・・・。と自分に情けなくなりつつ、改札階にあったカフェに入ります。空腹でもあったので20分で何か食べようと思い立ち、シチューセットを頼みました。ところが、しばらくして出てきたシチューがなんと熱すぎて食べられない。フーフーと息を吹きかけても下を火傷しそうなくらい。体を温めたいから温かいのはありがたいのだけど、時間が気になって仕方がない私。結局、舌を火傷しながらシチューをかき込み、電車に飛び乗りました。
昼時でガラガラの電車・・・。座って心地よくなった私は降りる駅の時間でタイマーをかけます。今度こそ、寝過ごさないように。しっかりと携帯を握りしめてウトウト・・・。突然タイマーがなって焦ってタイマーを切り、もうすぐ到着だ。と思ったところまで覚えていたのに、気づいた時には電車は降りる予定の駅の次の駅にいました。
えーー、まさかの2度目の寝過ごし?タイマーもかけたのに?
そして電車の本数が少ない昼時・・・。おりかえすための電車がまた来ない。そうして再び寒いホームで電車を待ち、次に来た電車に乗ってようやく地元の駅に帰ることができました。
途中、なかなか家に帰れない。なんだろうこれ・・・。と思いつつ、私はだんだん面白くなってきていました。この出来事で自分は情けない、という世界に住むのか、今日は1日うまくいかない日だ、という世界に住むのか、こんなことがあっても何も問題はない、という世界に住むのか選択できるな。と思ったのです。
以前なら、私が選ぶ世界は前者の二つでした。選ぶ、というより選ぶ意図のないまま、自動的に落ち込むかふてくされるかしていたと思うのです。
でも今日は、3番目、こんな自分でも、こんな日でも何も問題はない、という世界を選んでみることにしました。きっとこんなだけど、何にも問題はないんだ〜思ってみることにしたのです。
1日おわって振り返ってみると、帰宅後の動きはことのほかスムーズでした。やりたかったことはすべてやれたし、その上いつもより早く眠りにつけそうです。あんなに寒い外をウロウロとさまよったのに、予定は何も狂わないどころかいつもよりスムーズだなんて不思議な感じです。
案外、予定通りにいかなくても回り道をしても問題はなく、自分が勝手に問題だと思っていただけかもしれない、と思った出来事でした。