今日はセッションの体験談をお伝えします。
先日来てくださったクライアントさん、塾講師の女性です。
彼女に今日はどんなことを受け取りに来たんですか?
と聞いた時、まるで堰を切ったように話してくれたこと。
それが次のような滑り出しでした。
・・・
「私、アナ雪のエルサなんです!
あの映画にとても共感します。」
・・・
アナ雪、数年前に流行ったディズニー映画「アナと雪の女王」ですね。
どういうことかよく聞いてみるとこんな感じでした。
・・・
「自分のことを誰にもわかってもらえなくて
氷の城を作って一人でこもったんです。
その城のなかで一人で力を発揮して遊ぶのは楽しいけれど
でも一人で孤独で、そしてとても寒いんです・・。」
・・・
なんでも今、実際に住んでいる部屋もとても寒いんだとか。
自分がエルサだ、というのは心の中の話なのですが
実際に住んでる家も寒いというのは面白いですよね。
そしてそのセッションに来た日はとても寒い日で
まさに彼女は心も体も凍りついていました。
「アナと雪の女王」の映画が大ヒットしたのは
エルサの感情に共感した人が多かったからだと思います。
実は私もとても共感しました。
自分の才能・自分のギフトを誰にもわかってもらえず
そしてその才能を使いたくても上手に使えない
もしくは呪いのようにしか感じない・・・・。
そして心の奥底に封印すると決めた。
それを思い出しました。
自分の才能を封印した・・・。
という認識がある人はそれほど多くないとは思います。
でも「自分は理解してもらえない。」という思いはほとんどの人が抱えています。
なぜ理解してもらえないと思うのかといえば、それは人とは違うユニークなギフトを持っているからに他なりません。本当はみんな違ってみんなそれぞれユニークな才能を持っているのです。でもそれがわかりにくかったり、どう使っていいのか学ぶ機会がないと無意識のうちに封印していくのです。
持って生まれてきたギフトを封印して生きるのは苦しいものです。
封印することでエネルギーロスもすれば、自分の内側のもっともピュアでキラキラした部分に光を当てないことになってしまうからです。
でもありのままの自分を認めてほしい、とよく言いますが、自分自身がありのままの自分を封印しているかぎり、周りの人にはどうしようもありません。
アナ雪の映画を見た時、「ああそうだ、私も封印していたものがある。」と涙しました。
そしてあの映画では妹が助けに来てくれます。
私には亡くなった妹がいるのですが、その妹が「もう、我慢しなくていいよ。」と言ってくれたようで、涙が止まらなくなったのを思い出しました。
でも実際は、封印したのは自分自身なので自分でその封印を解くと決めなければいけません。
私自身、自分でも何度もそのワークをやってきました。
その日もクライアントさんには、「あなたが妹のアナの役もやるのよ。」と伝えました。
結局のところ、自分を助けに行けるのは自分自身だからです。
彼女は「そのために来たんです。」とはっきり言いました。
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彼女はお勉強が大好きな子供だったそうです。
幾何学模様や数式の中に宇宙の神秘を見る。
それを描いたり読み解いたりするのが大好きなキラキラした子供。
でも親から見たら、友達がいない心配な子だったのでしょう。
家に友達を招いて遊ばせようとしたそうです。
彼女にしてみれば話の通じない友達と過ごすよりも、一人で大好きな模様を描く方が楽しい。本を読みたい。学びたい・・・。その思いを理解してもらえなくて、辛い幼少時代だったようです。
彼女の場合は数式や幾何学模様でした。私の場合は、植物や神様とお話しすることでした。そういう、他の人からはわからない何か。例えば、動物の気持ちがわかる、とか、危険を察知する能力がある、とか、人の怒りを自分が代わりに出してあげる、とか、実は世に知られていないユニークな才能が沢山あります。
それを楽しんでいい。エルサのように最後は楽しみながら人のために使う。そんな人生に変えていける人が増えていくことが私の望みの一つでもあります。
彼女から後日送られてきた感想がこちらです。
☆
私は”エルサごっこ”をしていたのかな。
防寒対策もしないで、寒い部屋で凍えながら暮らしていました。
なんであんな簡単なことをしようと思わなかったんだろう。
窓やドアにプチプチを貼ったので、だいぶ居心地がよくなりました。
「アナと雪の女王」を観たのは2014年だから、もう4年前になります。
姉のエルサに感情移入してしまいました。
魔法の力を持って生まれたエルサは、氷の城に一人で閉じこもって、魔法で自由に遊びました。
独りぼっち
でも自由
人と関わると、抑えつけられる、邪魔される。
そこが私と共通しているように見えて、琴線に響いたんだろうか。
催眠療法
あんなにリラックスしていたのに、心の中ですごい冒険をしました。
暗い森の中、卵の殻の中(二重の防御壁!)にこもっていた、子どもの私。
言葉の励ましは役に立たないと知っていたので、美しい幾何学模様を描いてあげました。
それが効いたようです。
図書館に入り浸って万巻の書に親しむ
「先生たち」と交わって、思う存分知的好奇心を満たす
リラックスして学びたかったという、幼いころの気持ちを、思いっきり満たしました。
あこがれの大数学者や物理学者が、励ましてくれました。
普段からこういう妄想はするんですが、セッションの時に「先生たち」から聞いた励ましの言葉は、リアルに感じられます。ファインマン先生が本当に励ましてくださっているような。
こちらの世界に戻ってきて、驚いたことに、セッションルームの壁に「先生たち」の集う絵が飾ってありました!
中途半端に社交しようとしなくていい。
自分の世界を追求しよう。
大好きな数学をもっと語ろう。
ありがとうございます。
A.H
☆
彼女のセッションでもう一つ面白かったのは、本当に偶然なのですがセッションルームに飾ってる2枚の絵のうちの一つに、大いなる発見をしてきた様々な知識人・天才たちが一同に会している絵が飾ってあったのです。
まさに彼女の世界でした。
この不思議なシンクロに、私は一人でセッション中からドキドキして、先人たちが彼女や私たちを応援してくれているように思えてなりませんでした。
人と和することやつながることは幸せの一部だけれど、自分を曲げたり変えたりしてつながるのではなく、自分の周波数で繋がれる人とつながる。これってとても大切です。
万人ウケするようなテクニックは捨て、自分自身を輝かせて同じ輝きを持つ人たちを引き寄せる。
それが自分らしく幸せになる秘訣だと思います。
A.H.さん
素敵なセッションを有難うございました♡