大切なあなたへ
こんにちは!
大切な人と繋がる極意をお伝えする
天乃陽妃(あまのてるひ)です。
あなたは
彼や旦那さんに
「僕は君がいるだけで幸せだよ。」
と言われたい!
と思ったことはありませんか?
私はずーーーーっと、思っています(^^)
「何もしなくていい。」
「君がそばにいてくれることが、僕の幸せなんだ。」
なーんて
囁(ささや)かれたら
超嬉しくて舞い上がるかもしれません(笑)
実際に私は
「何もしなくていい。」
というセリフは言われたことがあります。
でも
そのセリフを言われた時は
ものすごく落ち込んで闇に落ちたのです。
・・・・
言われたかったセリフなのに?
どうして?
と思うかもしれませんね。
それは言われたシチュエーションが
こんな感じだったからです。
★
以前、私は
色々なことを一生懸命やっていました。
掃除・洗濯・炊事
二人でやっている仕事の事務
など
せっせ、せっせとやっていました。
真面目な頑張り屋さんだったのです。
なーんていうと
綺麗に聞こえますが
確かに一生懸命やっていましたが
実のところ、放っているエネルギーは
カリカリ・イライラ
あれもやらなくちゃ
これもやらなくちゃ
あれはこうしておかないと
これはこうしておかないと
カリカリイライラ
カリカリイライラ
そんな感じでした。
そのうち
「なんであなたはやらないのよ!」
「なんで私ばっかり」
というセリフが口をついて出たり
そこにいる旦那さんに
「私のペースを邪魔しないで!」
とイライラする。
そんな時、旦那さんが何かを手伝おうとすれば
「今、私がそれ、やりかけなんだから、触らないで!!」
と、バシッと切り捨てたものでした。
そんな私を見て
旦那さんが
「そんなにやらなくても大丈夫なんじゃないの?」
などと声をかけようものなら
「あなたは全然わかってない!!」
「だれかがやらなくちゃダメじゃないの!!!」
「何もやらないくせに、口を出すなーーーーー!!!!」
と、さらにヒートアップしたものでした。
私がどんなだったか、想像できました?
家の中を支配するピリピリした空気感
ちょっと伝わったでしょうか。
そんな空間にいたら
誰だって心地よくないですよね。
そんな数年が過ぎたある日
旦那さんがとうとう、切れました。
「いい加減、その勝手に背負ってイライラしてやるのやめてくれ!」
「家の中にいて、息が詰まる!僕の居場所がない!!」
「もう君は、何もしなくていい!!!」
と、ものすごい怒りとともに言われたのでした。
・・・・
そうです。
「君は何もしなくていい。」
という言われたかったセリフ・・・・。
ついに言われた時は
望んでいた状況と全く違う状況で言われたのです。
この時、私が何を感じたかというと
「何もしなくていい?」
「それじゃあ、私がいる意味がないじゃないの!!!」
というセリフが頭をよぎりました。
そして感覚としては
両手・両足をもがれて座敷牢に閉じ込められた感じ。
何もせず
だれの役にも立たず
ただ息をしている。
誰からも求められず
誰かのお荷物になり
疎(うと)まれる・・・・
そんな感覚がしました。
そして何もしないで、しばらく部屋にこもっていたところ
どんどんどんどん
その暗ーい感覚が膨らんでいって
もう生きていても意味がない・・・
私は生きている意味がない・・・
私はお荷物・・・・
私はいなくていい・・・・
いなくなりたい・・・・
もう全部面倒臭い・・・・
・・・死んじゃいたい・・・
そんな風に感じました。
結局のところ
私がいろいろ一生懸命やっていたのは
全て恐れでした。
役に立つ自分じゃないと愛されない
完璧でないと愛されない
相手に任せたら自分が力を失う
人に任せたら思い通りにならない
完璧な人生でないと失敗だ
失敗したら恥ずかしい
失敗したら愛されない
などなど
私は、本当に色々な恐れを抱えていたのです。
・・・・・
「君がいるだけで幸せだよ。」
・・・・・
喉から手が出るほど言われたいこのセリフ・・・・
私自身が私に対して
「何もしなくても、そこにいるだけでいい」と
思えていないから
そのセリフを渇望していたのです。
そしてそれは本当は
両親に言ってもらいたかったセリフです。
「あなたが生まれてきて、私たちは幸せなの。」
「どんなあなたでも、愛しているよ。」
とね。
今では
両親がこう思ってくれていることはよくわかっています。
でも子供の頃は
怒られたり
両親が笑顔じゃなかったことで
両親を喜ばせるには
自分じゃない何か別のものにならなくやダメなんだ・・・、と思ったのです。
そうして
自分じゃない、何か別のものになるために必死に頑張っているうちに
自分を見失い
そのうちだれかに
「そのままのあなたを愛している」
と言われたくて言われたくて仕方なくなっていったのですね。
でも
自分がそのままの自分を愛していないわけで
そうすると
そういう人は
周りの人も、そのままのその人では愛せません。
自分に条件をつけている人は
周りの人にも条件をつけるからです。
そして私は
旦那さんにも条件をつけていたわけです。
もっとこうして!
もっとああして!
とね。
そうしたら、旦那さんから
「そのままの君を愛してる。」
なんて言葉がかえってくるはずがありません。
愛があるか、ないか、という次元ではなく
自分が出したエネルギーがかえってくるのですから
自分が相手に条件を突きつければ
相手からもそのように扱われます。
で、一番欲しい言葉
「そのままの君を愛してる。」
は
自分が自分に言ってあげることができない限り
相手に言ってあげることもできず
当然、相手からやってくることはないのですね。
私がラッキーだったのは
こういう、心の構造を学んでいたことです。
自分がもう死にたい・・・という気持ちになった時
これは旦那さんが私を必要としてくれないからではなく
私が
自分に対して「何もしなくてもいい」
「何もしていないあなたでも好きだよ」
と言ってあげれてないからだ、と気づくことができました。
だから真っ暗な座敷牢の中で
私は両手、両足をもがれた小さな私を抱きしめ
ただひたすら涙を流したのです。
この子は、今ここに入れられたわけではなく
もう長い間、私の心の中にいた子なんだ・・・。
この子を置き去りにし続けたのは私自身だし
本音を言えば
「もう頑張れない・・・」
と言っている私もいました。
恐れと焦りでカリカリ行動していても
終わりのない労働に煽(あお)られ続けるだけで
心の平安は何もなかったのです。
なので私は
旦那さんに言われた通り
しばらく何もせず
部屋に閉じこもってただただ、自分を抱きしめて眠り続けました。
「なんだか色々、疲れたな・・・」
「もう何も考えたくない・・・」
そんな感じでしたね。
しばらく闇の中にいて
たくさん眠って目が覚めた時
何もしない私に対して
旦那さんが別に「出て行け」と言ったわけではないことに気づきました。
旦那さんは家の中のピリピリとした空気をやめて欲しかっただけで
私を排除したわけではなかったのです。
あれ〜
何もしてないけど
何の役にも立ててないけど
私、排除されてない・・・。
その不思議な、それまで感じたことのない感覚が
一筋の光のように私の心に入ってきたのでした。
★★
「そのままの君を愛してる」
そんなロマンス小説のようなセリフは
自分が渇望している時には絶対に言ってもらえないもの。
でも
自分で自分にいうことができるようになって
相手から言われたいという強い欲求が弱まると
ある日、何気なく
「君がいてくれてよかった。」
みたいなちょっと違う角度で
ポンっと言われるようになります。
本当ですよ!
言われたいセリフを言ってもらえない時の
心の渇望感。
それはそれはもうどうしようもないくらい
心の中にブリザードが吹き荒れますよね。
その感じはよくわかります。
でも、そういう気持ちになった時に
そのままバッサリ人間関係を諦めてしまったら勿体無い!
寂しくなった、愛されたない感じがした。
そのどん底の時に
自分で自分に温もりを与えてあげることができる。
実はそれが一番大切。
それができたら
心の渇望が減って
それほど相手に要求しなくてよくなります。
そうしてその分、相手の純粋な愛が
スーッと入ってくるようになるのですね。
そして
相手のことも温めてあげることができるようになります。
自分を健全に愛せると
相手と健全な愛情交流が生まれる。
それを
今日はお伝えしておきましょう。
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