私たちがこれほど
成果や実績、お金や物・・・目に見えるものを追い求めてしまうのは
心の中に抱えている喪失感が原因です。
多くの人が心の中に喪失感を抱えています。
その喪失感を埋めるために
認めてもらおうと頑張ったり
必要以上に物欲にとらわれたり
何人も恋人を変えたりするのですね。
ではその喪失感はどこから来ているのでしょう。
ほとんどの人が
自分の中に喪失感があることに気づいていないし
もし気づいていたとしても
その喪失感がどこから来るのか
明確には理解していません。
つまり、何を失ったのかわからないまま
取り戻そうと必死に生きているというわけです。
何を失ったかわかっていないのに
取り戻そうとしてしまう・・・。
たとえ一生懸命、何かに向かって頑張っていたとしても
正体不明の喪失感を埋めるために
闇雲に頑張っているだけだとしたら・・・
幸せに辿り着くはずがありません。
その頑張りはいつまでたっても終わらず
いつしか力つきるか諦めるかのどちらかでしょう。
「癒し」とは
何も喪失していないことに気づくいていく道です。
でも
喪失した、と思っていたものを
取り戻していく道と言った方がわかりやすいかもしれません。
癒しが進むと
心は確かに満たされ
自分に必要ないものを追い求めることがなくなります。
自分が本当に欲しいものだけ
本当に楽しめるものだけに集中できるようになるのです。
でもいったい
私たちは何を喪失したと思っているのでしょうか。
漠然とした喪失感の根本は
なんだったのでしょうか。
何をどのように喪失したと感じたかは
人それぞれです。
でもそれらをまとめて言うなら
「自分の存在に対する絶対的な信頼」
ではないかと思います。
こんな硬い言い方をせずもっと簡単に言うならば
「そのままの自分でオッケー」ということだし
少しネガティブチックに表現するなら
「ダメな自分でオッケー」ということです。
要するに
何か別の自分になろうと頑張るなんてことは
頭の片隅にもない状態でしょう。
もし今、あなたが
今の自分よりもっと、別の自分になろうと頑張っているなら
怒らない自分になろうと頑張る
優しい自分になろうと頑張る
成果を出せる自分になろうと頑張る
家事をこなせる自分になろうと頑張る
まともな人間に見えるように頑張る
社交的になるように頑張る
などなど・・・
もしそうやって頑張っているなら
あなたは漠然とした喪失感から頑張っているのかもしれません。
その喪失感の根本を紐とかないと
幻想の自分を追い求めて頑張り続けることになります。
あなたは何を失ったと思っているのでしょうか。
「癒し」の道は、自分が何を失ったと思っているのか
それを探るところから始まります。
もしあなたがもっと自分らしく楽に幸せに生きたいと思うなら
何を失ったと思っているのか自分の心に聞いてみてください。
問いかければ、心は答えてくれます。
静かな場所で一人になって、問いかけてみてはいかがでしょうか。
失ったものの代表例については、また別の機会に書きたいと思います。
楽しみにしていてくださいね。
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