大切なあなたへ
あなたは
「女性として自信がないな〜・・・」と思ったことはありますか?
私はずっと思っていました。
女らしさ
柔らかさ
たおやかさ
色っぽさ
艶やかさ
そういう要素が自分にはない・・・
そういう要素を持っている女性がいたら
自分は絶対に勝てない
って思っていましたね。
あなたはどうでしょうか。
私が女性として自信がなくなったのは
子供の頃に経験したことによります。
親に容姿を可愛いと言われたことがなかったし
そもそも
うちの両親は真面目で清貧なキリスト教徒。
自分の魅力を楽しむとか
自分の魅力で男性を誘惑するとか
そういうことを
考えるだけでも罪深い・・・
のような空気感があったと思います。
何しろ
神様にお仕えする人は
処女でないといけないわけだし
肉欲はいやらしいもの
というような考えだったのですから。
(多分、今は違うと思います)
そんな中で私は
真面目でいい子を頑張る子供になりつつも
リボンで着飾ったり
フリルの服をきたりするのは
不要なことだと思うようになります。
・・・・本当は
どこかで女の子らしいことをしてみたかったのに・・・・ね。
でもできないので
逆にそういう女の子っぽいことをしている子達を
バカにするようになりました。
ピンクの服を着てアイドルみたいにしている子を
「バカみたい」と思うようになったのです。
そうやって
女の子らしい人はバカみたい
と一生懸命思い込み
私はいつも
男の子っぽい格好をしていました。
ショートカットでズボンにスニーカー。
そして男の子と一緒に
外を駆けずり回る・・・。
そんな子供時代だったのです。
思春期になって
周りの子が恋愛話でざわざわし始めた時も
くだらないとおもってました(笑)
そうしてたらあっという間に
男友達はいるけど恋愛の中には入れない
という状況になりましたね。
当然かっこいい男の子たちに
モテるわけでもなく
その頃から
自分は女としては好かれない
と思うようになったのだと思います。
友達として
いい人
役に立つ人
としては好かれるけれど
「女」としては好かれない・・・・
そんな感じですね。
「女」として好かれないからといって
彼氏ができないわけでも
結婚できないわけでもありません。
実際に私は結婚しました。
でもこの
「女」として好かれない
というのは
結婚生活に影響しました。
旦那さんの周りに
女らしい人がうろうろするたびに
ヒヤヒヤしたり
ヤキモキしたりしてたからです。
他の女の人と勝手に競争して
自分は賢さや真面目さで勝とうとして
自分の有用性を主張したり
他の人をバカにしたりして
今から思うと
可愛げのない堅物だったな〜と思います(笑)
結局、そんなことをしている時の方が
旦那さんの周りに
女らしい人がうろつきます。
で、そのまま行くと
私は「選ばれない女」
「捨てられる女」ストーリーにはまっていくところでした。
その苦しかった頃
ちょうど心理学で
『自分がバカにしたり嫌いな人は
本当は自分がなりたかった姿。
自分が切り離してしまった自分自身。』
と学びました。
その時まで全く気づいていなかったけど
私は本当は
女らしく美しい女性になりたかったのです。
私も
着飾ったり
自分の魅力を楽しんだり
自分の魅力で男性を誘惑したりしてみたかったのです。
それができなかったので
実際にできている人を見ると
心に黒い感情が湧いてきて
女らしい人に嫉妬したりバカにしたり
感情がぐるぐるしていたのですね。
そして女らしさを楽しむことができないのは
どこかで女らしさが欠損していると思い込んでしまったのです。
振り返ると
封印しただけだったのですが
恋愛ができなかったり
男の子たちに選ばれなかったりしたことで
自分には「女らしい」部分はない
と思い込んだのですね。
そしてそのことで
実はとても傷ついていたのです。
そう、とても傷ついていました。
私は「女」なのに「女らしさ」がない。
最初から
圧倒的に負けている・・・・。
そんな劣等感。
「自分は圧倒的に負けている。」
その劣等感をずっとずっと持っていて
その劣等感を隠すために仕事をがんばり
人の役に立てる自分になり
人の上に立ち優越感を感じ
そうやってカスカス生きてたんだな〜と思います。
負けているって誰に?
って話なんですけど(笑)
結局のところ今思うのは
女性に生まれて「女らしさ」がない人はいない
ということです。
もし女らしさを数値化できたら
もちろん、身長に高い低いがあるように
女らしさにも度合いが強いとか弱いとかあるかもしれません。
でも本当は度合いはどうでもよくて
そう、どうでもいいのです。
なぜってそんなものは
一つの切り口で切った時の指標でしかないので
女らしさの度合いはどうでもよくて
勝ち負けを競うものでもなくて
今の自分を・・・
今の自分の全てを美しいと思える
ということが自分にとって大事なことなのですね。
女らしさがない自分がなにか欠けている
負けている
ではなくて
今、女として生まれて生きている自分が好き
自分の頭からつま先まで
結構、愛しいな
と思えると
自分全体が輝いてくる気がします。
体とか顔とか
コンプレックスがない人は少ないと思います。
他の人と比べたら
とても美しいなんて思えないかもしれません。
でもなんでしょう。
美しいって、見た目のことではなくて
内面からの輝きなので
たとえ短い足でも
低い鼻でも
自分がそこを愛しいと思っていると
輝きをはなちだすのですね。
実際に私は
自分のいけてない、嫌いだ
と思っている部分を愛しいな〜と思えるようになってきたら
「綺麗になったね」
と言われるようになりました。
そして「女らしい」とも!
これには私も驚きました。
でも嬉しかったですね(^^)
私は今でもショートカットだし
ジーパンばかり履いてます。
でもそれは関係なかったのです。
スカートを履いて
くるくる巻いた髪型をすることが女らしいわけではなくて
等身大の自分で
自分が一番似合う服をきて
その自分が好き!
と思えていると
自然に輝き出すのです。
他の人に勝つ必要もなく
ただ自分を好きになるだけ
多分それが
一番幸せに美しくなるコツなのですね。
ちなみに今の私は
女性として自信があるのか、と聞かれたら
そうですね・・・
「どうでもいいかも」と答えます。
私よりも女らしい才能に恵まれている人はたくさんいるし
私がそうでないからといって
もう自分が劣っているとか
思わないからです。
そしてもしこの質問なら・・・
「女である自分が好きですか?」
という質問なら
喜んで
「はい!」と答えるでしょう。
そしてそう思える自分が
「嬉しいな〜」と感じます。
私は女性でよかったし
今では
旦那さんに「選ばれてない、捨てられる」とも感じていません。
そして自分の中に
他にも色々な女らしさがあることを見つけました。
それは受け止める力だったり
はぐくむ力、ネガティブなことを抱きしめる力など
母性のようなものを感じられるようになりました。
これらは
自分の価値を周りに認めさせようと
躍起になっていた頃には出てこなかった才能で
自分がリラックスして緩んでくることで
改めて芽が出てきた才能だと思います。
こういった私自身の体験からも
人は
欠乏感や無価値観をうめようとするのをやめて
ただ、今の自分であることを愛しいと思えるようになればなるほど
まだみていない
本来持っていた才能が出てくるんだ、と確信しています。
ないところにフォーカスするのをやめて
今の自分を楽しめるようになると
才能や輝きが自然に出てくるのですね。
さて、長くなりましたが・・・・
自分の女性性に自信がない時
というテーマでした。
自分の女性性に自信がない時には
女性性の部分で競争したり
そこにこだわり過ぎるのをやめ
ありのままの今の自分を受け止めていきましょう。
そうして自分が愛しくなればなるほど
まだみていない輝きがどんどん出てくるはずです。
そしてもし
自分で自分を受け止めきれない時
傷ついた自分を抱きしめられない時は
いつでも相談に来てください。
一緒に、抱きしめていきましょう。
一人で抱えこまず、私にサポートさせてくれたら嬉しいです。